亡羊の嘆

2008年9月17日 日常
 ガムさん、フォフォフォさんの感想読ませてもらいました。いつも貴重な時間を割いて参考になる意見をくださってありがとうございます。
 
 んで、それら感想を踏まえて自分で読み返してみた反省。
 世界観の設定がちゃんとできていないのが一番の失敗。ガムさんの言う「序盤の構成がメチャクチャ」っていうのもここに端を欲する気がします。これは私があまりにもファンタジーを読んでないせいです。フォフォフォさんの推薦図書も案の定読んでませんし。
 むかし書こうとして失敗した経験から読むのも嫌だったんですよね。弟子さんにオーフェン勧められてようやく苦手意識が消えたっていうくらい敬遠してた。そういうわけできっちりした世界観の構築が課題の一つということで。
 しかしその序盤に関してはそもそも『二つの世界がある』という考えが私の頭にありませんでした。人間側も魔物側もひっくるめて一つの世界、というのが私の世界観だったので。人間側の世界は物語中で出てくるわけじゃないし、主人公が最初境界線を乗り越えていたことに気づいていなかったことや、町を訪れてほとんど人間側と変わりがないという描写から、どっちも似たような世界なんだなということを理解してもらえればそれでいいかな、と割り切っていた次第。この辺は第三者の意見を交えてもう一度意見を伺いたいところです。
 カブトボーグ見ながら書いたわけじゃないけど後半怒涛の展開になったのは完全にボーグ脳に罹患しているからでしょう。物書きとして致命的じゃね?おかげであれくらいの展開の速さだと違和感を感じなかった、というわけでここも修正対象。私の頭ごと。
 あとその展開の速さのためか感情移入がすごく難しかった。もう読み返すの三回目で面倒くさくなってたのもありますけど。
 キャラ造詣自体は好きなんですけどね。自分の趣味だから当然なんですけど。

 そういうことを踏まえて、そもそもなんでこんな話を書いたのかっていうことを振り返りつつ修正箇所を考察。
①ラストを飾る戦争をいっそなかったことに。フォフォフォさんの提案を借りて、もっと天災的なものにするかいっそそのまま台風でもいいかも。ちょうど嵐来てるし
②〈コンダクト〉という遊戯がそもそもヒロインの指揮官としての能力に説得力を持たせるためだけのものだったのでもうこれもなくしていいんじゃね?
③戦争がない←そもそも主人公の正体がばれるイベントが起きない、ってことでこの設定も破棄していいんじゃね?
④そんなわけでごった煮で消化し切れなかったアイディアを「人間と魔物」ということだけに絞る。その分、自分の居場所を探そうとする主人公を中心にした人間ドラマ的なものを強化する
 と、ざっとこれからの大雑把な指針を挙げるとこんな感じでしょうか。でも実際、大人数で討論会とかしたいところです。私の思考の第一歩が破綻した構成の原因かもしれないし、これを機会に物語とはなんぞやということを考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
 幸か不幸か私はいつでもヒマなのですが、人数集まる日を考えるとやっぱり週末とかですかね。

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