引かれ者の小唄

　合同説明会に合同じゃない説明会にと、てんやわんやな一日でした。後者ではバス乗り過ごした所為でランニングする羽目になったり。一分遅刻した。
　しかしそこは、まっとうな就職する気なんかさらさらない人間ですからね。平然としてた。汗だくの体で冷房浴びながら「遅刻しましたがなにか？」って顔してた。いや、人事の方が出迎えに来た当初はさすがに頭下げましたけど。
　さらにVTRとか流してたわけですけどまったく聞いてないですからね。周りがメモとってるのに、筆記用具取り出す素振りすらない。泰然としすぎて会社側の人間なんじゃないかって態度でした。そんで「今日の晩飯なににしよう」とか本気で考えてました。
　やる気がないと、就職活動も小学生の社会科見学以下の意義しか持たないといういい例ですね。
　説明会より、田舎の八百屋の価格破壊っぷりの方が印象に強かった。なんだよ、キャベツ1玉80円って。帰りに飲食店寄る予定なかったら買ってたよ。
　んで、帰りにどこに寄ったかというとポム。Lサイズで。
　また取材です。続きが書ければいいな、という思いを込めて。それと主人公と苦しみを共有できてる気がして、なんというか、その、興奮する。
　私が自分の娘をどれだけ愛しているかとか、倒錯性欲的なことはまた今度にするとして、大食いです。あらかじめ情報収集しておいて「4合か。ま、食えないことないべ」とか余裕こいて店を訪れると、私を迎える巨大なディスプレイ。
　まさかコレじゃないよね？と二の足を踏みました。実際、隣の天ぷら屋で天丼食おうかと思った。
　しかし初志貫徹ということで、Lに挑戦。nyやが店員や周りのお客から好奇の目を向けられるみたいなことを言っていたので、イヤフォンで完全シャットアウト。しばらく待ってやってきたのは、予想よりふた周りほど小さいものでした。
「店員が空気読んで小さめに作ったんじゃね？」とか疑心暗鬼に苛まれながらもスプーンを手に取り、一口。億安みたいに「ゥンまああ〜いっ　」ってなった。トロトロのオムライスなんて食うの、何年ぶりだろう。
　まあ、三口くらいで飽きたんですけどね。バターライスはやっぱりくどい。
　そして思い知るトマトの偉大さ。トマトとクリームソース、二種類かかってるやつにしたんですけどトマトのほうは後半になっても美味しくいただけました。
　半分くらいからペース落としつつも、なんだかんだで完食。トマトのおかげです。