山高ければ谷深し
 後輩が俺の名前で人生ゲームをやっていました。
 やたら人様にバトルをしかけてパラメーターを掻っ攫う武闘派、俺。
 ゲーム制作会社に就職する俺。
 借金してまで結婚の祝い金を払う俺。
 小説家になる俺。
 石油を掘り当てるガソリンスタンドの末子、俺。
「愛の核融合をしないか?」というプロポーズをかまして断られる俺。
 性懲りもなく同じプロポーズをして成功する俺。
 中堅作家に成り上がる俺。
 新人作家に落ちぶれる俺。
 体力だけ無駄に高い小説家、俺。
 知力とセンスがどんどん下がっていく小説家、俺。
 二割のハズレを引いて開拓地送りになる俺。
 高々と拳を振り上げて得意げな顔の俺。
 人生の縮図を見せられたような気がした、俺。

 ちなみに石油は自動車事故を起こした際に掘り当てたのですが、うちの兄弟は長兄が田んぼに、次男が人様の家の門にそれぞれダイブしています。

 人生ゲームに習って体力を増進。軽くジョギングした後、空手の基本稽古、筋トレを。
 すげえ体力落ちてた。いつまでも現役気分でいるもんじゃないですね。筋肉とかパンパンですし。

コメント

タム
タム
2007年7月3日0:40

正直調子に乗りすぎてました……。
でもご祝儀10万円はなかったです。

ヤン
ヤン
2007年7月4日0:55

ゲームみたいな人生を割とリアルで生きてるんだぜ、俺。
運はすべて、左団扇のためにとっといてあるのです。

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