ネタバレ含む

　そんなわけで、感想。
　
　marioさん。
　冒頭のインパクトが私には空回りでしたけど、削るみたいですね。物語の導入にしては理解がしづらく、混乱すらさせるので私的にはマイナスだと思いました。その混乱が興味に繋がっても、オチが夢オチですし。
　文章全体は軽快で読みやすいです。秋田臭さも「言われてみると」って程度でしたし。
　物語のメタ要素に関しては、私も期待してるので残しておいてもらいたいところ。それくらいの特異点を用意しておかないと、没個性な作品と捉えられてしまいそうですし。
　ただ、レンが主人公であることに「唐突に」気付くのはどうかと。一章最後の「見られている」という伏線を始め、物語を進めていく中で伏線を用意しておいた上で、さらに何かきっかけを作って気付く、といった感じにしたほうが読んでるほうとしても面白いと思います。

　ガムさん
　ファンタジー小説ってあまり読んだこと無いので分からないのですが、世界観の描写が欲しいな、と思いました。後書き読んでから、魔族とかいるんだって思いましたし。雰囲気は伝わってくるんで、自分の持ち合わせている知識（ドラクエとか）で勝手にカバーできるんですけど、読者頼りなのもなんですし。同様に、人物描写もされてる人間とされてない人間がいたので、好きな絵師で妄想しつつ読んでいました。
「まとめきれないんで打ち切り風に終わる」とか「ウルフ公とマリアは放置」とかはしっかりまとめてもらいたいところです。どうまとめるかって案は無いので、申し訳ないんですけど。幼女書きたいだけだから、無理にまとめなくていいんだよって言われると、納得せざるを得ません。私のモチベーションもそんなもんですし。
　オサレな掛け合いは私好みで楽しんで読めました。話し全体の印象はベタですけど、そのぶん分かりやすくて安定してますし。

　フォフォフォさん
　突っ込み入れるのは野暮なんだろうなあ、と思いつつ。
　描写とか足りない部分があるんですけど、その辺を丁寧に書くと勢いが削がれるんじゃないかという危惧があるんですよね。難しいところなんですけど。
　あと、最初は三人称視点だったのにいつの間にか一人称になってたので、そこはどっちかに統一してください。